前作の「アナと雪の女王」に続き、その続編である「アナと雪の女王2」が大ヒット公開中ですね!アナと雪の女王と言えば、エルサが魔法の力で作りだした夏に憧れを抱く雪だるま「オラフ」もとても人気ですね♪今回は、その雪だるまについて書かせていただきたいと思います。
雪だるまのル-ツ

雪が降ると思わず作りたくなってしまう雪だるま!何気なく作っていますが、そもそも雪だるまはいつから作られていたのでしょうか?雪だるまが初めて誕生した起源は明らかにはなっていませんが、江戸時代に活躍した浮世絵師:歌川広景の作品である「江戸名所道戯尽 廿二御蔵前の雪」に既に雪だるまが描かれていることから、江戸時代の後期には既に存在していたということが分かります。
しかし、驚くことに今のように2段重ねではなく、「だるま」の形をしているものが描かれています。そしてその雪だるまの近くにお供え物があったことから、縁起物として作られていたと推測されています。
だるまの形から現在私達の主流となっている2段重ねの雪だるまになった過程は不明ですが、木の枝を腕に見立て、バケツを帽子代わりにし、マフラーや手袋を付ける等、擬人化されるようになってきました。
海外の雪だるまは違う⁉

先程述べたように、日本の雪だるまは2段重ねが主流となっています。ここで「アナと雪の女王」に登場するオラフを思い浮かべて下さい。日本の雪だるまと少し形が違うことが分かりますね。実は…海外の雪だるまは3段重ねが主流となっています。また、海外の雪だるまは「スノ-マン=雪人」と呼ばれていることもあり、頭・胴・足と、人の形を意識しているのかもしれませんね。
呼び方は、海外でも国によって様々で基本的には「スノ-マン=雪人」と呼ばれますが、イギリス・フランス・ドイツでは「雪男」、イタリア・オランダでは「雪人形」とも訳されるそうです。「雪男」と言うと日本では少し怖いイメ-ジがあり、雪だるまとはかけ離れたイメージですね。
韓国の雪だるまは、日本の雪だるまと形が似ていますが「ヌン(雪)サラム(人)」と訳され、雪だるまと言うのは日本独特のものだと言われています。
綺麗な雪だるまの作り方

雪だるまを作る時、よく子ども達が雪を転がしている姿を見ます。それぞれ形に個性が出てとても可愛らしいですよね。しかし、札幌の雪まつり等で見かける雪だるまは形が整っておりまた違った良さがありますね。みなさんは、なぜあのように形が整った雪だるまになるのか、どうしたら綺麗な物が作れるのか疑問に思ったことはないでしょうか?どうやら雪だるま作りに適した条件があるようです。
- ① 気温が氷点下1℃あたり
→雪がサラサラしすぎず、湿りすぎない適度な水分を含んだ雪が降る為、雪同士が接着しやすくなる。
- ② 雪だるまの形は3段
→上から30㎝、60㎝、90㎝で雪だるまの下に5㎝の湿り雪があり平らである。
スキーをするのに最高のパウダースノ-は、握ってもすぐに形が崩れてしまう為、雪だるま作りには向いていません。もしパウダースノ-で作る場合は水で湿らすのが良いそうです。
転がさずに作る方法
- 設置場所に雪を集める
- スコップ等で雪を叩き、押し固める
- 目標の高さになるまで雪を固める
- 雪だるまの形を掘る
実はこの方法は東北や北海道の雪まつりで使われているそうです。より綺麗な雪だるまを作りたい方にはおすすめです。ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
最後に…
雪だるまについて雪だるまはいつから作られているのか?どうしたら綺麗な形の物ができるのか?等、お話をしてきましたが、みなさんは普段生活の中で「どうしてこうなんだろう?」と疑問を持つことはないでしょうか。名古屋オーシャン野球教室でも「なぜ?」「どうして?」といった疑問を持つ事を大切にしています。疑問を持つことで調べたり、人に聞く等自ら行動をすることに繋がります。こういった部分からも子ども達の自立心を育てています。